2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
魔術的なブスが階段を駆け上っている
きみの乳首をヒネれば大音量ビルが崩れ落ちる
魔術的なブスが風船追っかけてた
魔術的なブスがひとりでシーソー乗ってた
チューブから出した途端、もう欲しい色と違う
殺戮の国では日焼けした鼻がよく通る洗濯物が揺れている砂埃にはダイヤモンドが混じっている目を凝らすととおく光りが戯けてる
寄生獣に喰われたいあの娘の口がパカッで僕の人生が終わり
チンコの騎士とマンコの化け物が互いの喉もとを探りあってる 舞台装置だけは 丁寧に整えて
いつでもケツの前に他人の顔がある程の緊張感
彼女は盗みをした ぼくはそれを見たが 黙ってみていた
知ってるかいなかに入ってるものは皆んなおなじパッケージを変えられてるだけ君が恋い焦がれるあの娘も鬱陶しくてたまらない父親も近所の床屋の老夫婦もそのなかにあるやつはおんなじだ与えられたパッケージに沿って少しずつ皆がそれにあわせて振舞いや思考…
どうせつき指するなら きみの乳首がいい
たとえば幼き頃君が公園で駆け回り遊具のまわりを駆け回り錆びた柱にぶつけて欠けてしまったひとつの歯 その歯の替わりに私が自分の歯をひとつ分け与えそれを君に移植してその事も忘れてそのまま成長しているのだったら どれ程の余裕をもって今の君を眺めて…
女性器を持った人間たちが好きだ彼女たちはそれを持ったがゆえかどこか可憐でわざとらしい と言ってもここでの想像は上質なほうの種だからで実際多くの女性器持ちは醜く はしたなくおまけに生々としている 綺麗な男から陰茎を引き摺り出して代わりにあの醜い…
何がしかが俺を圧さえつける その時ある時で姿を変えて俺の心臓の根の部分をひっぱりつづける そのたび心臓に空いた幾つかの穴からポクポクと空気がでる
夢を愛すること手が届かないものをそのままで愛することむしろそのことに感謝すること
美女が屁こいたとき裏庭の花が枯れる
美女がゲップした時空から星がひとつ消える
ひとを好きになるってのは家具を気にいるってのと基本的には同義だ
彼女が実は兵士で、ぼくの心臓を付け狙ってくれたらいいのに
裸なら順番変わる
シコってんのに 凛々しい
うんこしてるのに かわいい
美術館を回らされるくらいなら裸の美女とコーヒーでも飲ませてくれ何が巨匠だ、何が孤独な鍛錬だそんなもの投げやりに生きる美女の太ももひとつで完敗だ 何が心を動かすだ、何が衝撃だ道ゆく女性の夜の変貌に比べたらつゆも及ばない 絵画に50億払えるならあ…
記者「貴方にとっての最高傑作とは何ですか?」 クリエイター「次に出す作品です」 記者「話し聞いてた?」
自分がつくった詩を同じテーマで自分よりずっと上手くしかもそこには感情的造作も無くつくり出せる人間がそこら中にいることこれほど頭を狂わせる事はない その添削に掛かれば俺の詩はその人生と同じく赤線だらけ訂正される為に生まれた歪な試作品でしかない…
伝わらない言語で卑猥な言葉や罵倒を繰り返すような そんな陶酔のなかで俺はいま街を闊歩している 道ゆく人がいつもより穏やかにみえる 俺が倒れたらすぐに駆け寄ってくれそうだ 少し余分な景色が多過ぎる気がするけれど
夢をオブジェにして全部並べてしまいたい掴めば萎れていくことすでに知っているから 意中のあの子とセックスしてる時だって俺は他ごと考えてるだろうそれも知っている トラックが目の前でそれを積んで走り去る俺は呆然唖然夢はそのくらいがいい いつだって最…
どうしてせっかくのその口で社会問題に声を上げたりするんだどうしてせっかくのその口で子どもにやさしく声を掛けるんだどうしてせっかくのその口で病院の問診を受けるんだどうしてせっかくのその口で親に感謝を述べたりするんだ フェラチオしてなフェラチオ…
痛み止めのような詩集を根本的な解決なんてホントは誰も望んでないんだから