美女

美術館を回らされるくらいなら
裸の美女とコーヒーでも飲ませてくれ
何が巨匠だ、何が孤独な鍛錬だ
そんなもの投げやりに生きる
美女の太ももひとつで完敗だ


何が心を動かすだ、何が衝撃だ
道ゆく女性の夜の変貌に比べたら
つゆも及ばない


絵画に50億払えるなら
あの娘と寝てみたい
そんなもので心癒すなら
あのひとに手を握ってほしい


彼女たちをモノにするのは
結局対象に敬意の無いやつらだ
それなのに僕と来たら
彼女たちを家具のように
愛好しているんだもの