2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

懺悔

殺人犯にだって、家から遠く明かりの漏れた窓がある 殺人犯にだって、嘲笑の末渡せなかった手紙がある 殺人犯も午後のやわらかな風に吹かれて 殺人犯の足下には子どもたちの飛び越えた水たまり 殺人犯も夏から秋へと変わる今の匂いが好きだ またここに戻って…

意思のひと

意思の炸裂紙を突き破るように猫の目を濁らせるように雲を薄く引き延ばすように夜の風鈴、控えめな戦車時々寄るよ牛が空に鳴くころ

紅い花に囲まれた果樹園

紅い花に囲まれた果樹園 ヒースの丘 薄い銀の海 裏切られた友人家族 病弱な犬 極彩色の夕焼けに横たわる?