つぶれた苺を口にいれてみる口内でほぐしてみる息を大きく吸い込むと、豊かな甘い香りと共に、部屋から聞こえる重たい足どり咀嚼音と混じり合って嫌らしく笑う声が近づいてくるすこしいやになって彼はテレビを点ける 誰かの想像でつくったこの街はいつも遠慮…
変態コウモリに捧ぐー クリスマス・イブの前日のそのまた前日 「カフェオレいる?ねぇカフェオレいる?」此ればかりを執拗に繰り返す仮装コウモリ在り。 日が落ちる直前、舞台はあすこの駅の前道ゆく人誰彼かまわず声をかけて候 下に履いた褌からは、あらら…
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