2020-11-26 心臓から 心臓から煙が出ているそれに首を傾げて今日も風のはじまりで布教活動説法は風に吹かれて辞書の文字になる 羽根の降る夜感情は粘土のように思い付きの形でそこにあった 極めつけは愛の鞭とやら叩かれれば心臓が軋む泣きたいくらい身体を引っ掻き赤らんだ肌で椅子にへたり込むあしたも予定は特にない 似たり寄ったりであつまろう思い出した感情ビデオテープを巻き戻す 指の隙間から風が漏れてる誰かに渡した手紙でまたキツイ恥を偲ぶ