蒼い心臓

皮膚ってなんだ 
僕には肉が詰まってる
牧師は苦笑い
花が綺麗だ
これが何だ


失意の心なんてとっくの昔に氷漬け
その汗まみれの冷えた体
今更嘲ろうとするヤツだっていないぜ


咲いた花の数だけ後悔だってしてきた
好きとか憎いとか
悲しいとか恥ずかしいとか
僕にあるのはそんなありふれた
感情なんかじゃない


道端で死んでる白い鳩のその体は
まだ数字の途中のよう
暑い夏がトタンの上で悶えてたって
美しい月は光りを振り撒いてる
心が固い消しゴムみたいになったって
夜は窓に迫り踊る